【№3】新年を迎えて

下瀬坂に面した施設長室の窓から、2013年(平成25年)元旦の柔らかな朝日が差し込んでいます。5周年を迎えた昨年の飛鳥晴山苑は、今朝の陽光のように、穏やかな1年でした。多方面から支え、尽くしていただいた関係の皆様には、改めて御礼を申し上げます。

さて、巳年。日本全体は、新しい内閣のもと、震災の復興を本格化させねばなりませんし、景気浮揚も、正念場を迎えています。破たん寸前?の介護保険制度の中にあって、わが施設の課題もたくさんあります。それらの課題の中で、これからの数年、特に力を注いでいこうと考えているのは、特養ご入所者の”自立支援”です。現在入所者の平均要介護度は4.3。ほとんどの方が重介護で、リハビリパンツや、テープ式おむつなど、何らかのおむつをしています。これを可能な限りゼロに近づけること。排尿・排便は、必ず、トイレにご案内する(人として当然のことですが、重介護の方にはこれがなかなか難しい)。汚れたおむつの交換をベッドで行わず、トイレにご案内し、そこで始末する。そうしたひと手間をかけることで、尿意・便意が次第によみがえり、歩こうとし、座ろうとし、いきもうとし、元気になろうとする。自立に向かってのプラスのスパイラルが生まれるはず。トイレの自立が、生活の自立の第一歩。飛鳥晴山苑では、2013年の新年を機に、そう思い定めて、取り組みを開始する所存です。介護職員の負担は増えますが、何とか成果をだしたいと考えていますので、ご協力をお願いいたします。